デッサン

「いい顔」を描くための6つの方法【独学で極めるデッサン】

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いい顔を描きてぇーーーー

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いい顔を描くために

 

社会人から始めた絵の練習

魅力的な顔が描きたくて、仕事終わりに時間を見つけてデッサンを描いてきた。

 

結局400枚ほど描いていたのだが、どの程度成長したのかはこの記事に譲るとして・・・
www.pettart.com

 

美大や芸大とは正反対の学校を卒業しているので、絵が上手くなるための正攻法を僕は知らない。

調べたらある程度分かるのかもしれないけど、さほど興味もわいてこない。

 

「まずは自分のやり方でやれるだけやってみよう」と思い独学で試行錯誤してきた。

 

顔の描き方・練習方法

 

僕がトライした練習は大まかに分けると

 

①ミニチュア石膏像(直径)

②自画像 

③写真を模写

④巨匠の作品を模写 

⑤巨匠の作品を模写して更に脚色を加える

⑥解剖学

 

この6パターンだ

今思うと全部いい練習になったと思う

 

 

今回は6パターンそれぞれを、実際描いたデッサンととも軽く紹介しちゃおう

 

 

ミニチュア石膏像を無理やりデッサン

 

人の顔をいきなり描くのはハードルが高いように感じて、ガチャガチャで買った、直径10センチ未満の「ミニチュア石膏像」をモチーフにして取り組んだ。

 

今思うとこんな小っちゃい石膏像を描こうとするなんてどうかしてたと思う(笑)

 

ほんの少しずれるだけで全く顔として認識できないデッサンになってしまうのだ。

そりゃそうだ。だってすごく小っちゃいんだもん。

 

では僕のミニチュア石膏像との悪戦苦闘の歴史をご覧いただきたい

 

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鼻ながっ!

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どうでしょう。かなりうぶなデッサン達でした

実はここにアップしたのはまだまだ氷山の一角

 

ミニチュア石膏像については、ブログを始めたばかりの頃に記事にしたことがあるので、ご興味があれば是非^^

www.pettart.com

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消したり描いたりでそれぞれ3時間以上はかかってる・・・。

 

この練習で上手くなったのかは正直分からない。でも上手く描けないせいか顔のプロポーションについて随分観察して、あーでもないこーでもないと随分考えたので、観察眼の基礎を養うのに貴重な時間だったと思っている。

 

 

自画像を描く

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これはデッサンを始めた頃に描いた当時の渾身の自画像

 

 

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そんでこっちが2年後ぐらいに描いた自画像

 

正直2枚目は結構似てるので目にモザイク入れようかと思ったけど、真剣に描いた自分に失礼だと思ってやめました(笑)

 

自画像は自分の顔だから、遠慮なく観察できる。見つめ過ぎて怪しまれることもない(一人で描いてたらだけど)

 

もちろんすんなり描き進めれる訳もなく何度も消しては描き直しを繰り返すのだが、どこかの時点でで「カチッ」と欠けてたピースが埋まる感覚とめぐり逢える。

諦めずに描き続けていると急に自画像が自分らしくなってきて、こっちに話しかけてきそうな空気が出てくるのだ。

 

技術向上のために自画像に取り組むのもはもちろん正しい姿勢だとは思う。

 

でも個人的には

 

こ、これは俺だ!!!

 

と、本心から思える経験にこそ、自画像を描く価値はあるのだと思う。

 

これは意外と深い経験なんじゃないか。なぜなら、人は常に本当の自分を探しているからだ(だよね?)

 

根拠はまるでないのだが、納得できる自画像を描けると何故か少し自分に自信が出てきたりする。

 

そんな自画像、もしくは人物画の魔法を経験する人は結構多いのではないか(僕だけじゃないよね・・・?)

 

※繰り返しになりますが、僕は美大などとはほぼ無縁でしたので、経験者がこの記事を読んだら「こいつ相当ズレたことを言ってんな」と感じる思います。

素人が自由に独学で描き進めて進めて感じたことを素朴にをつらつら書いてるんだな・・・程度に受けとめて頂けるとありがたいです。

 

 

写真を模写

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たまに写真に吸い込まれそうになることがある。

オードリーヘップバーンの写真集なんかは書店でチラ見して瞬殺で衝動買いをした。

 

そういった写真は見ていて飽きないし、何回も模写をするのはいい訓練になる。

一流のカメラマンの作品と一流のデッサンにはどこか共通するものがあると僕は感じている。言葉にはできないけど。

 

名画を模写!

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これはかなり初期に描いたミケランジェロの素描の模写。

全然顔にならなくて苦労した。

 

次のは2年ちょい経ってから再チャレンジした模写

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ちゃんと人間にはなったと思う(笑)

 

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模写の有難いところは、筆跡から 巨匠の物の見方を垣間見ることが出来ることだ。

特にレンブラントやミケランジェロの絵を見ると、彼らが解剖学オタクだったことが線からはっきり分かる(笑)

 

こういう発見は自分の足りないところを教えてくれるし、観察眼をさらに養うことにつながるのでとてもありがたい。

 

模写からの脚色

 

これはミケランジェロの残したデッサン(僕が描いた作品ではありません)。

よし、模写させて頂こう!と思い描いてみた

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それがこちら↓

 

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全然違うでしょ?(笑)

 

描いている途中、赤ん坊の指が「チカッ!」と一瞬光って見えて、一気に練り消しを使って光を表現してみた。

 

この時めちゃくちゃ悩んだのが、「光が顔に当たった場合、顔にはどのような影ができるだろう??」ということだった。

 

模写のように答えが全てそこにあるわけじゃ無いので考える時間がものすごく増える。今思えばこの「考える時間」はとても重要だったと思う。

 

自分の顔を何度も触って骨と筋肉の形を確認したり、部屋を暗くしてスマホのライトで顔を照らしてみたり(笑) いろいろ実験しました

 

闇雲に模写しまくるのも良いとは思うけど、たまには脚色の世界に飛び出して人体の

構造について本気で悩んでみるのもいいと思う。

 

美術解剖学

 

基本的に僕は「習うより慣れろ」派だ。頭がよろしくないので理論や理屈を先に覚えても杓子定規になってしまい応用が全く利かなくなってしまうのだ。

 

顔を描く練習だって、顔の構造や描き方を事前に調べずにいきなり進めた。

 

試行錯誤している途中で少しずつ勉強していくと身についていく(僕の場合)。

 

で、

 

途中から解剖学の本を購入して模写しながら勉強させてもらった。

 

こんな感じにね↓(きもち悪く感じる人も多いと思うのでほんの一部だけのせます笑)

 

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美術解剖学にでてくる専門用語は漢文のお経を読解してるようで結構骨が折れる。

 

そういえば先日、仕事を頑張っている自分にご褒美を買った。

 

 

それがこれ!

 

 

どん!

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組み立て式頭蓋骨!(笑)びっくりさせてしまったらすいません

 

前頭骨、後頭骨、側頭骨など、ちゃんと解剖学として正確にパーツ分けされていて、設計図を見ながら自分で組み立てることができる模型なのだ。

 

じっくり観察しながら2時間ぐらいかけて組み立てた。すごい勉強になったし超楽しかった!

 

顔を上手く描けるようになりたい人に頭蓋骨の模型はおすすめだ!

紙面ではなく3Dで人体の構造を実感できるのはとっても貴重だ

(お金をためて全身の模型も買おうと企んでいる)

 

※注意

友人に見せると心底ドン引きされるから注意しよう。

友達は大切にしよう

あと、親に見せるのもできれば控えておこう。心配されちゃうからね

 

 

 解剖学の本には難解な用語が沢山出てくるんだけど、ミニチュア石膏像で悪戦苦闘した経験があるおかげか意外とすんなり理解できた(はず)。

 

もちろんまだまだ浅学にも程があるのだけれども、ミニチュア石膏像と沢山格闘しといてよかったと思った。

 

描くときに皮膚の内側まで見通せると線に説得力がでてくる。その為にはどうしても美術解剖学は避けて通れない。

 

美術解剖学的にやばいデッサン

ちなみに僕が一番すごいと思う絵(デッサン)がこちら

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 (wikipediaより拝借)

 

僕がこの世で一番好きな絵だったりする。 

 

なんて言うか無駄な線が微塵もないと感じるのだ。呼吸してるし・・・。

なんて選び抜かれた線で描かれてるんだろう、、、と4年以上見とれ続けているのだが、やっぱりそれは解剖学をどれだけ深く修めているかにかかっているのだと思う。

 

いい顔ってなんだろう

 

僕は正直面食いだが(笑)、造形が整っているからと言って「いい顔」になるとは限らないことも重々承知している。

 

僕のボキャブラリーでは到底表現できないんだけど、「いい顔」をしている人は必ず目に見えない魅力(雰囲気)で飾られている。

 

なんか淡く発光して見えるんだよね(笑)

 

 

その不可視な魅力までも描けるようになるまで(つまりは一生)デッサンを続けていこう。

 

 

そう思う今日この頃なのでした

 

 

 

 

では今日はこの辺で

 

ちゃんちゃん 

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