デッサン

【人物画って面白いじゃん】4種類の顔を描けばデッサン上手くなる!?

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人物(顔)のデッサン

 

本記事では、描く力を底上げする4種類の人物画(顔)をご紹介します!

 

個人的に、デッサンで一番テンション上がるのは何と言っても人物画です

特に顔を描くのはすっごい楽しい!

描く醍醐味をとことん味わえます

 

なかでも目が上手く描けると、描いている人物に魂が入る感じがしてたまらなく幸せな気持ちになるのです・・・

 

社会人になってから描いた400枚を全て公開したんだけど・・・

 

社会人になってからデッサンを始めて400枚ほど描いてきたのですが、先日すべてを公開してみました

www.pettart.com

既に時系列順に全部のデッサンをブログに載せ終わったことになりますが、1記事でしか使わないっていうのもなんか寂しいので記事のテーマを変えていろいろと再編集してみようと思います。

www.pettart.com

 

人物画といってもメインはやはり人の顔になるんで、年齢・性別・国籍・時代などによってその種類は無限にあります。とてもじゃないけど極めつくせるものではありません。

今回は中でも描くととてもテンションが上がる人物画を4種類紹介したいと思います。

 

この4種類は全く系統が異なるので、その振り幅が観察眼をおおいに養ってくれますよ・・・

では見てみましょう

 

ご老人のデッサン

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ご老人の顔には、これまでの人生が年輪のように皮膚の皺としてきざまれていて、観察すればするほどに沢山の情報量が入ってきます。

レコードの溝をなぞれば曲が流れるように、皺をじっくり見てるとその人がどんな人生を歩んできたのか、ほんの少しだけ伝わってくるような気がするから不思議です。

もちろん僕の想像でしかないけれど、これはデッサンをしないと味わえない感覚の一つだと思います。

レンブラントの銅版画を模写した作品

こんな感じで、皮膚の皺や髪の毛に至る全ての情報を紙の上に記録していく感じです。これがもう途中からめちゃくちゃ楽しくなるのです・・・

 

こどものデッサン

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子どもを描くときは老人と対照的な意識を持つと面白いです。つまり「どれだけ無駄な線を排除できるか」を考えるのです

鉛筆を紙の上に置く前に、じっとモチーフの人物を見つめて、線の「優先順位」と「劣後順位」を決めていきます

上手くいくと「純粋」「無垢」な雰囲気が、少しずつ紙面から滲み出てくる感じがします。

これまた全然違う角度から観察眼を鍛えられるのでとてもお勧めです!

 

なにより、純粋なこどもを描くととても癒されるんです(笑)

以前残業後に描いたら疲れがふっとんだことがあってびっくりしました。(もちろん〇リコンって訳じゃありません)

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もちろん沢山描きこん仕上げるのもいいんですが、「いかに少ない線で描き上げるか」っていうデッサンもまた面白いものです

 

美人画

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個人的に美人画(女性が描く場合イケメンも可)は観察眼の冷静さを試されます。

 

美人画は一番「上手く描きたい!」って欲がでてしまう。だって美人なんだもん(笑)

でも僕の場合、上手く描こうと思えば思うほど、思ったように描けなくなってしまう。

なぜなら、「描く」ことを意識しすぎて一番大切な「観察」をおろそかにしてしまうからです。

 

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やはり、デッサンは観察ありき。

目をこらすと頭の中の雑音が静まって、先入観や固定観念が次第に消えていきます。そうして「ありのまま」観ることが出来た時に初めて本当の美人さんが描けるのです(あくまでも、僕の場合です)

スランプの時は必ず「観る」より「描く」を優先しているものです

だから自分の観察眼がどの程度成長したか知りたいときに美人画は持ってこいのモチーフなのです。

 

石膏像

 

これは厳密には人物画じゃないけど、一流の彫刻家の作品には「人間より人間らしい!」と感じられるものが数多くあります。

ということで無理やり人物画のカテゴリーに入れてみました。

表現の自由が無ければできないことです(笑)

 

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有名なラオコーン像

やっぱり立体的で陰影がはっきりするから描いていると紙から浮き出してくる感じがします

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有名なミケランジェロのダヴィデ像

 

彼は「彫刻で一番大切ことは?」と聞かれ「デッサンだ!」と答えたそうです。

造形美の世界でも基礎をなすのはデッサンなんですね。これを知った時少し嬉しくなりました。

ちなみに僕がデッサン社会人になってからデッサンを始めたのは、彼のデッサンに衝撃を受けたのがきっかけです。

「レダの頭部の習作」って題のデッサンですが、描かれた人物が呼吸をしていて(そのように見えて)本当に驚きました。「い、生きてる!これがイデアってやつか!」と興奮したものです。

 

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これは運慶の木造彫刻。劣化して表面が剥がれてきていますが、これも今にも動き出しそうな彫刻でとても印象に残っています。

運慶の彫刻も何枚かデッサンして記事にしてみました!慈悲のまなざしが涙ものです

 

彫刻を描くと絵画とは違った立体的なイメージ力が養われる気がします。

なんたって巨匠が作る彫刻は「人間以上」の造形物なんですから!(←少し大げさです)

 

人物(特に顔!)をデッサンする真の目的

 

やはり人の顔を描くのは結構難しいです。

色んなパーツ・要素が絡み合い、絶妙なプロポーションの中に納まっているので、少しでもズレると絵がおかしくなってしまうからです。

 

生まれてからこれまでの「目はこういう形で口はここ!」みたいな刷り込みがあるので、顔は「先入観が一番邪魔してくるモチーフ」なのかもしれません。でもだからこそ描きがいがあるとも言えます。

 

デッサンは先入観の漂白作業です。無意識に培ってきた物の見方をいったん真っ白にして公平でありのまま世界を見るための努力とも言えます。

人物画はそのデッサンの真の目的を端的に教えてくれる恰好の題材なのです。

 

今回取り上げた4種類は全く系統が異なるので、色々な角度から観察眼を養うことが出来ます。

軽くまとめてみますと・・・

・老人のデッサンのように「細かい情報を全て記録する」のを試みたり

・「無駄な線の一切を排除して」子供の顔を描いてみたり

・美人画(イケメンも可)にチャレンジして自分の「観察眼を試して」みたり

・「人間より人間らしい彫刻」を模写して、より人間らしい表現を学んだり

 

一口に「人物」といっても、このように使う能力は全然違うように思うので、取り組むことで新たななデッサンの地平が開けると思います^^

 

 

やっぱデッサンておもろいなー

 

では今日はこの辺で

ちゃんちゃん

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