【物の見方】がガラッと変わる【デッサンの魔法】僕が200枚描いて分かった事

社会人になってから始めたデッサン400枚公開企画

今日は211-230枚目!

 

 

デッサンNO.211⇒230へ!

 

NO.211 ピーマン

ピーマンのデッサン

 

うーむ。全然ピーマンに見えない。濃淡が薄いと生命力みたいなのが紙からでてこない気がする。最近リベンジでもう一回デッサンしてみたが、これよりは上手くいったと思う。

ある色をグレースケールに置き換えるのは未だに苦労する。

白から黒へのグラデーションを頭の中で行ったり来たりして迷子になっちゃうのだ・・・。

 

NO.212 やかん

やかんのデッサン

 

明らかに途中でやめているが、今見たら結構いい線いってたんじゃないかと思う。

 

デッサン始めたころはこういうステンレスやアルミの質感を表現できるようになるのが一つの憧れだった。

 

僕はかなり慎重な性格なので、大胆に黒くするのがとても苦手だ。結果的に紙上のモチーフが均一に薄グレーになることが多かった。

 

けど、やかんみたいなモチーフはグレースケールの両極端を使えないと絶対に上手く描けない。そう。大胆さがないといけないと思うのだ。大胆さ・・・・。

自分の中には微塵もあると思えない大胆さ。

 

だから性格の矯正もかねて、今後もこういうモチーフに挑んでいきたいと思う。

  

NO.213 目薬

目薬のデッサン

 

悩みの真っただ中にある時に描いたことだけは覚えている。

モチーフは単なる目薬なのに、今の僕から見たら、このデッサンには露骨に当時の悲壮感と焦燥感が滲んでいる。

 

大学卒業してからデッサンが好きになるという自分の目覚めの遅さ。皆就職して真面目に働いている一方、ろくに職に就かずフリーターでプラプラして平気なふりしている自分の不甲斐なさ。やりたいことがゼロで何にも感動できない圧倒的な虚無感。

 

二十歳からの6~7年はずっとムンクの叫びみたいな心境だった。

 

当時の日記なんて残ってないけど、デッサン見たら日記読むより当時の心境が分ることがあって面白い。

 

 

NO.214 寝ているマイシスター

寝ている人のスケッチ

 

帰省して描いたスケッチ。

息継ぎ無しでマシンガンみたいに話しまくる人が静かに眠っている姿を見るのは面白い。当時の僕にしては、静かな空気までスケッチできたと思う。

 

NO.215 折り畳み式ナイフ

革の入れ物に入れた折り畳み式ナイフのスケッチ

 

おっ、皮っぽく描けてる。

 

一度も使った事が無く何の愛着も無い物でも、デッサンが上手くいくと愛着が湧いてきたりすることもある。名前を付けたくなったりしてね。

 

 

NO.216 ひよこ洗濯バサミ

ひよこ型の洗濯ばさみのデッサン

 

このモチーフを描くのは3回目かな?

自分で言うのも何ですが、上手くなったと思う(前よりはね)。影の中の濃淡や一番明るい箇所の表現が変わってきている。技術が上がってきているというより、形に対する先入観が無くなってきているという印象。

 

小手先のテクニックが上達するより、物の見方が変わってきていると実感できる方が100倍嬉しい。このデッサン見ると、自分の認識の仕方が変化してきているのが分って喜ばしい。200枚描いたころに分かってきたのかもしれない

 

 

NO.217 糸

丸めた糸のデッサン

 

すこし固い質感になってしまった。外側を蝋で固めたみたい。

 

この頃からだろうか。目に映っていない部分までイメージして描いた方がいいんじゃないか??と思い始めたのは。

 

思い始めただけであって、実践に移すまでにはまだかなり時間を必要とするんだけれども、そんなことを考え始めるようになる。

当たり前だけど、デッサンするときモチーフは絶対一面しか見えていない。でも想像力を使えばその物の中身や裏側、果ては作られた時期や場所・・・などなど無限に近い姿が見えてくるはずだ!なんて大仰なことを夢想するようになった。

 

これが本当にできるようになったらキュービズムも少しは理解できるようになるのかな。

 

NO.218 靴

スニーカー(左足)のデッサン

 

これも途中で描くのを放棄している。

 

「見る」より「描く」を優先しだすと、途端にモチベーションが下がっていく。これは最近見つけた自分の中の法則。

 

じっくり観察してて、描いてる方を見るのを忘れちゃうぐらいの時の方がずっと楽しいし、結果的に上手くいく。

このデッサンを描いている時の自分に伝えてあげたい。うまく描こうなんて思うんじゃない。って

 

NO.219 陶器

陶器のデッサン

 

北海道でこのデッサンを描いていたけど、描いている間気持ちは京都にいる感覚だった。もちろん何故かはわからない。

 

デッサンしていると時間感覚がどこかに行ってしまい、気持ちや空想がいつもより自由に動き出す。 

 

「時間が無くなる」っていうのが、僕がデッサンにはまった一つの理由でもある。どういうわけか幸福感が強くなるのだ。

 

NO.220 ビニール袋

ビニール袋をデッサン

 

全くビニール感が描けなくて途方にくれた一枚。

 

何回も描き直したけど全然上手くいかない。ここでも慎重すぎる性格が仇となっている気がしてしょうがない。この後もう一回チャレンジしているけどまた撃沈(いずれそのデッサンもアップします)。

 

それからというもの、若干トラウマになって描いていない。そろそろもう一回描いてみようかな。

純粋輪郭線に出会う前だったから、今ならこの時より細かいとこも楽しんで描けると思うんだ。

 

(純粋輪郭線についてはこの↓記事参照)

 

www.pettart.com

 

 

喜怒哀楽で揺れている時に描くデッサンには、どうやらその感情がそのままにこびりつくらしい。不思議な話だけど、覚えておこう。

 

NO.221 紙袋

紙袋のデッサン

 

相変わらず薄いタッチで慎重に描いている。でもそこそこ上手く描けたんじゃないかな。明暗のあまりはっきりしないモチーフの時は、持ち前の慎重さが良く出ることが多い。題材に応じて自分も変身しなきゃいけないんだな。

 

NO.222 トマト

トマトのデッサン

 

前回描いたプチトマトが、トマト型の鉄みたいになってしまったので今回のデッサンはその時のリベンジ。もう少し濃い部分ははっきりと描いてもよかったと思うけど前回よりは成長していると思う。

 

鉄のトマトはこの記事に出てきます。 

 

www.pettart.com

 

 

NO.223 クジャクの横顔

クジャクの横顔をデッサン

こんな気の抜けたスケッチじゃなく、いつか時間をたっぷり取ってクジャクを描いてみたい。

 

クジャクは悪食(あくじき)で有名。毒を持つサソリとか虫を食べるみたいなんだけど、それを栄養にして綺麗な羽を作るのである種神聖な生き物として扱われることも多いらしい。

花でいうと蓮(はす)の花みたいなものかな?汚い泥水の中から見事な美しい花を咲かす姿がクジャクと重なるかもしれない。人もかくあれ!ってことなのかな。

 

NO.224 ナナカマド

ナナカマドをデッサン

 

こーれーは時間かかった記憶があるぜー。

 

描いている途中、「この実を全て描く気か?本気か??」って何度も内なる自分に聞かれたけど全部描いてやった。こういうのって描き始めるととても楽しい。

このデッサンをもとに水彩で着彩にもチャレンジしたはず。筆はほとんど使った事ないので全然上手く描けないけど、少し愛着の持てる絵になりました。次回公開予定です。

 

NO.225 ミニチュア石膏像とヘアジェル

ミニチュア石膏像とヘアジェルをデッサン

 

この組み合わせの意味が分からない(笑)

石膏像のヘアスタイルに使っているわけではない。たまたま机の上にあったから描いてみたのだ。

 

ていうかミニチュア石膏像上手くなってる気がする!

 

www.pettart.com

 

NO.226 A SLEEPING DOG

寝ているトイプードルのスケッチ

 

うちのトイプードル。よくマルチーズと間違われるけどトイプードル。

あ”---かわいい。何度でも描いてしまう。

もう13歳のおじいちゃん。あと20年は生きてほしい。

 

NO.227  一応ビニール袋

縛ったビニール袋のデッサン

 

野菜みたくなっちゃった。 

切ってごま油と塩をちょっとかけたら美味しそうだ。

前回のリベンジと思って描いたけど、全然だめだった。

 

www.pettart.com

 

NO.228 金色だったはずのスプーン

丸いスプーンを裏側からデッサンしたもの

 

なんだか切ないタイトルにしてしまった。

前回のピーマンと同じミスをしていると思う。

指でこすると皮脂がついて消しずらくなるから気をつけようね。一番光っている箇所が永遠に光らなくなる。

 

NO.229 日本酒の空き瓶

空き瓶のデッサン

 

形はそれほど狂っていないと思われる。確か日本酒の瓶だったはず。

 

レタリングをしっかり見たまま描くのって大事だと思う。平面に張られているわけではないから知っている文字がかなり変形している。形の擦り込みがある分しっかり観察しないといけないのだ。

 

このデッサンではちゃんと描けているかな?

あ、完全に放棄している。

 

  

NO.230 箱ティッシュ

箱ティシュをデッサン

 

これはもうノーコメントでいこう。きっと酔っぱらっているときに描いたに違いない。お酒飲めないけど。

 

 

 自分へ正当な評価を

 

 

 

絵をブログとかにアップする人って自分の作品をけちょんけちょんにけなす人が結構多いなー、と最近思った。自分もそうかもしれない

「そ、そこまで自分の作品を貶めなくても・・・!」と思うこともある。

 

特に一番基礎のデッサンなんかは先入観をゼロにするための努力でもあるから、公平に自分の作品(もしくは自分自身)を見ようとするのも、描くのと同じぐらい大切なことかもしれない。

難しいことだけど、自分に対して正当な批判ができるようになりたいものですね。

 

これもデッサンから学べる「物の見方」の変化なんじゃないかな

 

 

 

 

社会人から始めるデッサン! 201~210枚目 遠い記憶の作品達!

 

いよいよ社会人から始めたお絵描き400枚公開の折り返し地点。

 

今回アップするのはいつ頃描いたか記憶が曖昧な作品達です。

 

やはり日によってコンディションは異なるし、日中の仕事で何かしら問題を抱えている時はなかなか平常心でいられない。そんな時に描いているデッサン等はあまり記憶に残らない。

 

あれ?こんなの描いてたっけ?って作品は結構多いものですよね?

 

え? も、もしかして僕だけ?? 

い、いや、そんなことはないはずだ!

 

こんな気の抜けたデッサン達にもきっと共感してくれる人が出てくれると信じて、淡々と更新していこう。 

 

では、今日も10枚を駆け足で。

 

よーい、どん!

 

 

NO.201 飛び立つ前(ペン画)

黒ペンで描いた飛び立つ前の鳥(描きかけ)

 

PIGMA005で描いてみた。分かりやすく描いている途中で気を失っていますね。

  

NO.202 ミカンの皮

ミカンの皮のデッサン

 

こういう絵がしまっていたスケッチブックからでてくると逆に、「疲れた身体でよく描いたね」って当時の自分をほめたくなる。甘いかな?

 

NO.203 ガンタッカー

ガンタッカーを机の上に置いてデッサン

 

これはパネルに布を張る時などに使うらしい。強烈なホチキスみたいな道具。

バンッ!!って物凄い音がなるので怖くて触れなかった。

 

NO.204 はさみ

食事用はさみをデッサン

 

実家にあったはさみ。これはイカなどの魚介類をちょんぎる時に使っていた。

僕が赤ちゃんの時からあるからはさみとしては相当なお歳なはず。

 

ま、まずい。このはさみ見た途端にお腹がすいてきた。久々に焼きイカが食べたくなってきた。

 

NO.205 花瓶

f:id:atuohs03:20180603165827j:plain

 

ざらざらとした触感が印象的な陶器だった。

たんぽぽとか挿したらギャップがあって面白いかもしれない。

 

NO.206 はねほうき

f:id:atuohs03:20180603165831j:plain

 

こういう美術用具に憧れがあったので描いてみた。

机の上に溜まった消しゴムのカスとかを払う時に使います。

 

消しカスの上に紙を置いて描くと線が歪んじゃうのでこまめに掃除しなきゃいけない。

そんな時このアイテムが活躍するのです。見た目もなんか洒落てますよね。

 

NO.207 コーヒーフィルター

白い陶器型のコーヒーフィルターをデッサン

 

こ、これは信じられないぐらい歪みまくっている。

やはり描いた記憶すら無いから、脱魂状態で描いていたに違いない。

 

これで何回コーヒーいれたか分からない。めちゃくちゃお世話になっただけに、もっと心を込めて描いとけばよかったなー。実家に帰ったらもう一回描こうかな。

 

NO.208 バナナ

バナナを一本デッサン

 

着彩練習をしていた時期に描いたデッサン。

いきなり色を塗っても全然上手くいかないので、事前にデッサンをしてから彩色に挑戦しようと思い描いたんじゃなかったかな。

 

NO.209 人参

人参を一本デッサン

 

なんか佇まいがかわいい。

赤ちゃんの横で添い寝しているお母さんに見えるのは僕だけですか(笑)

 

NO.21O かぼちゃ

かぼちゃを4分の1にカットしてデッサン

 

いつ頃描いたデッサンだったっけか?細かいところまで結構描けているから比較的最近描いたデッサンだとは思う。

種が密集しているとこなんか頑張って観察できているんじゃないかな。

 

 

感想

まさかはさみを見てお腹がすいてくるとは思わなかった。無性にイカが食べたい。

我慢できないのでちょっと買ってきます!

 

 

ではまた次回。

 

ちゃんちゃん。

 

【純粋輪郭線】デッサン力を劇的に向上させる最強の方法!

今日は社会人からのお絵かき公開200枚目記念!

 

これまでは1記事でデッサンを10枚~20枚ずつ公開してきましたけど、今回はちょうど折り返しの「200枚目」ということで特別版。

 

デッサンに物凄い効果的な練習法を一つ紹介します。

 

 

(ちなみに今までの歩みはこの記事参照)  

www.pettart.com

 

 

 

 

  

 その名も純粋輪郭線

 

 デッサンの練習には数多くの方法手段があると思いますが、僕にとってとりわけ衝撃的だったのが「純粋輪郭線(じゅんすいりんかくせん)」です。

 

デッサン教本のベストセラー「脳の右側で描け」 を読んで始めて知りました。

 

右脳というと少し胡散臭さを感じる方もいるかもしれませんが、ちゃんと地に足着いていて、普段の物の見方を根底から変えてしまうような内容の本なので、是非多くの人に読んで頂きたいなと思います。

 

純粋輪郭線とは

 

では、純粋輪郭線とはなんなのか。

 

日本語だけ見たら何のことかよくわからないかもしれません。もともとは美術評論家のキーモン・ニコライデスが、「デッサンの道標」という本で紹介したのが始まりのようです。

 

簡単に言えば、見るものを超ゆっくり観察し、それを記録していくという練習です。

 

今、パソコンやスマホを見ている時の視線の動きを意識してみてください。

目が結構な速さでキョロキョロ動いていませんか?

じつはそれが、デッサンが上手くいかない一つの要因でもあるのです。

 

純粋輪郭線の時は、この「視線の動き」を徹底的に遅くします。

視線を一秒で一ミリずつ動かしていく感覚です。

 

純粋輪郭線に必要なもの

 

「純粋輪郭線」って大仰な名前ですけど、必要なのは基本的に鉛筆だけ。

あとはお持ちのスマホなどで時間を計れればokです。

とりあえず5分間計ってやってみましょう。

 

 

モチーフ

細かい線が沢山交錯しているモチーフを選ぶとやりやすいです。

 

最初に描くのにオススメなのが「手のしわ」

手は無数の皺で埋め尽くされているので、純粋輪郭線にはもってこいです。

 

 

進め方

 鉛筆を持ったてと画用紙は動かさないようにし後ろ向きになって(描く方の手が見えないように)、もう一方の手の平もしくは甲の皺を見る。

 

こんな感じです↓

純粋輪郭線をやっている姿

(脳の右側でが描け 第3版 P.90より引用)

 

 

目でこの皺の方向を、超ゆっくり(1ミリ1秒ぐらいのペース)追っていき、鉛筆を視線と同じように動かしていく。

 

皺が方向を変えたら、鉛筆も同じように方向を変えて記録されることにります。

 

見ている時に、見たものだけを鉛筆が記録するように進めていくのを心がけてください。

 

守るべきは2点

 

  1. ゆっくり1ミリ1秒のペースで、目と鉛筆を動かす。
  2. 描いている利き手の方は決して見ないこと。

 

これさえ守れば、大丈夫。

 

 

純粋輪郭線の実況中継

 

ではここで、僕が初めて純粋輪郭線にチャレンジしたときの状況を、その時の心の声とともお届けします。

 

タイマーを5分にセットして、スタートです。

 

  

 

 

 

  うーん、どこを見るのがいいかな。

手の平より甲の方がしわが見やすいな。おっ!親指の付け根当たりがなんかちょうどよさそうだ。

 

一番溝が深いとこからスタートしよう。では、スタート。

 

 

、、、、、っぐっ、、、! 視線が滑って目が勝手に先へ進んでしまう・・・。

だ、だめだ一秒でで5センチぐらい目が動いちゃう!なんでだ!??

 

落ち着け俺。もう一回深呼吸をして切り替えるんだ。ふーーーーーーっ。

 

 

おっ、深呼吸したらさっきより視線が揺れなくなったぞ。この調子だ。いい感じ。

 

 

これ、ちゃんと描けてるのか?やばい、紙の方見たくなってきた。でも我慢しなきゃ。

てかもっと集中しろよ俺。せっかく波に乗れてきたのに。もっかい深呼吸だ。

 

 

スゥーーーーーーー、ハァーーーーーーー、、、、、。

 

 

 

なんか深呼吸っていいな。上手く切り替えられる。

 

よしもう一回しわをゆっくり見つめてみよう。少しずつ少しずつしわを目でなぞるように動かすんだ・・・

 

 

ぬ、、、、。いい感じだ。なんか視線が手に当たっている感触がある。レーザーが当たってるみたいにピリピリする。やばい、楽しくなってきた。

 

 

(ここからさきは夢中になっちゃって、言葉が頭に浮かばなくなる。)

 

***

 

ピピピピピピ! タイマーがなった。終了だ

なんか頭がくらくらする。 

 

 

 

 

 

出来上がりはこんな感じです。

 

junsui rinkaku sen

 

え? なにこれ? と思われるかもしれないですが、これでいいのです。

 

この実習は、上手く描くことが目的ではなくて、見たものを見たまま記録すること。

このいびつな線こそが知覚の真の記録なのだ!と受け止めましょう。

 

純粋輪郭線をやってみた感想

 

最初はつまずきましたが、途中から集中できたのか気分がハイになり、周りの音が全然聞こえなくりました。深呼吸で結構頭を切り替えられたことを覚えています。

 

最初は目立つ皺だけが目に入ったのが、深く入り込めた時はそれ以外の超細かい皺や、血管の走り方などもありありと見えるようになっていきました。明らかに目に入る情報量が増えていったのを感じます。

 

なにより途中からすっごい楽しかった。

ゆっくり見たのをそのまま記録しているだけなのに何故か心が躍ってくる。不思議だ。

 

純粋輪郭線の注意点

 

純粋輪郭線では普段とはあまりにも違う脳の部位を使うので、中には頭が熱を帯びてきたり、頭痛やめまいがする人もいるようです。

 

僕も初めてやったときは少しやりすぎて、体が重くなり思うように動けなくなりました(すぐ慣れますが)。

 

以前、「脳の右側で描け」のワークショップで沢山この純粋輪郭線の実習をやってフラフラになった人が、帰りの駅の階段で転げ落ちて怪我をしてしまったという話も聞いたことがあります。

 

初めてやる時はある程度時間の余裕があるときに試してみたほうが良いかもしれませんね。

 

その後のデッサンへの影響

 

この実習を通して明らかに実感するのは、物を見る目が細かくなったということです。

 

なんとご老人の顔や手のしわに見とれてしまうようになりました。胸がときめいてしまうのです(笑)

 

純粋輪郭線が趣味になってしまう人も沢山いると思います。

僕も未だに仕事の息抜きでやったりすることもあります。デッサンも以前より数段細かくなったんじゃないかな。

 

ではここで記念すべき公開200枚目です。純粋輪郭線の効果を実感した一枚を選びました。

 

 

 NO.200  純粋輪郭線のパワー

デューラーの老人のデッサンを模写

 

 

純粋輪郭線の効果を実感した1枚。デューラーさんの絵を模写してみました。

 

前なら細かい皺とヒゲにげっそりしていたと思うが、この実習後はむしろ愛おしく感じてしまうほどに・・・。

 

 

ちなみに約3年前、絵を始めたばかりの僕の画力はこの記事に晒してます。

 

www.pettart.com

  

 いやー、うぶでかわいいデッサン達です。

 

 

是非お試しあれ!

 

普段の生活では、視線は絶えず動いてほとんど止まることがありません。じっとしている時ですら、目は動き続けているはずです。

 

この実習では、その目の動きをいったん完全にストップさせて、それから普段では考えられない超遅のスピードで徐々に動かしていきます。

 

普段使っている頭脳は混乱して機能停止。その瞬間、自分の中の情報処理プロセスが根底から変わり、見る対象は同じでも、目に入ってくる情報は全く違うものに変わるのです。

 

純粋輪郭線がもたらす新しい物の見方です。

 

5分あれば出来るんです。是非是非、試してみてください。

今まで見ていた景色が違って見えてくると思いますよ。

 

 

ちゃんちゃん。